ラストアイドル2ndシングルのカップリング曲《この恋はトランジット》。元彼への一途な思いを明るく歌った王道アイドルソング…と思いきや、指原プロデューサーは別のメッセージをこの曲に込めていました。今回はアイドルソングの中でも神曲に分類されるであろうこの曲の魅力を存分に語らせて頂きます。
皆さんこんにちは、ライターの美音です♪
今回はラストアイドル、セカンドユニットの1つであるSomeday Somewhereの楽曲《この恋はトランジット》の魅力を語らせて頂きます。
ラストアイドル、セカンドシーズンではファーストシーズンで結成されたそれぞれのユニットに著名なプロデューサーを迎え、表題曲を賭けた総当たり戦が繰り広げられました。
(ファーストシーズンの終了後に書かせて頂いた記事があるのでそちらも合わせてご覧ください)
この曲は4月18日に発売されたラストアイドルのセカンドシングル、『君のAchoo!』Type-Aのカップリングに収録されている楽曲です!
私は個人的にカッコいい曲の方が好みなので明るい王道アイドルソングにハマるのはとても珍しいのですが、この曲は本当に大好きです。
発売日前日にこの曲目当てでCDを購入し、その時点で歌詞を見ないでフルで歌えるくらいガチで好きです←
それでは早速、この曲の魅力を皆さんにお伝えしていきます٩( ‘ω’ )و
ファーストシーズンで暫定センターを務めた間島和奏を筆頭に、ラストアイドルのメンバーバトルで敗れたメンバー6名で結成されたセカンドユニットSomedaySomewhere。
そんなSomedaySomewhereを今回のプロデュースバトルで担当したのは、HKT48指原莉乃
AKB48選抜総選挙で3連覇を成し遂げた、現役アイドルの彼女。
加入前からモーニング娘。など女性アイドルの大ファンであることは有名な話です。
HKT48のメンバーと支配人を兼任する傍ら、=LOVEのプロデューサーも務めています。
アイドル側の気持ちも、ファンの気持ちも両方十分に理解できる。これは強い(確信)
出典:YouTube.com
そして生まれたこの神曲、《この恋はトランジット》
Youtubeで公開されているのがShort ver.なのが残念ですが、是非フルで聴いてほしい曲です。
王道アイドルソングで、ポジティブに元彼への思いを歌った少し切ない恋愛ソング💔…と思いましたよね??
実は違うんです
わたしがサムサムの楽曲は恋愛の歌じゃなくて今のメンバーに当てた楽曲って話してるインタビューってどこかで使われてるのかな
そう、驚くことに恋愛ソングではなくメンバーに当てたメッセージソングなんです。
驚いたのは視聴者だけでなく、審査員もでした
『この恋はトランジット』は他グループが現状を歌う事が多い中、元彼に向けた直球ラブソングである意味異色と思ってたんだけど「1stシーズンで負けてしまったメンバーの目線から審査員に向けた 指原さん流のメッセージ」なんだと指原さんファンの方から教えて頂き目から鱗だったんだ〜
プロデューサーの指原はメンバーと対面してから当初予定していた歌詞を全部書き直したと番組中で発言していました。(お正月休みが消えたとか)
この曲、その歌詞のまま恋愛ソングとして読んでも勿論良い曲なんですよね☆
この曲のヒロインはまだ好きなのに、元彼がモテて好きな子もいて…なんて切なすぎる(´;ω;`)
それをこんな爽やかに大好きと歌いきる反面、言葉の端々に寂しさや懐かしい思い出が垣間見えてるのがグッときます。
この曲を恋愛ソングとして純粋に聴いた時、多くの人は元彼のことが大好きだしそんなミラクルを信じてるカワイイ曲って解釈をすると思うのですが、私は逆に次のステップに進んでいる通過点の扱いだと思ってます。
「トランジット」という言葉は通過点という意味で「乗り換えなら今だよ~♪」の部分は元彼に今なら間に合うよとメッセージを送っているように感じますが、私はヒロイン自身が元彼から離れて次へ進むと解釈しています。
これらの様々な捉え方も、実際メンバーに当てたメッセージソングと解釈すると腑に落ちる気がしませんか?
元彼を指す「君」という言葉を敗れたラストアイドルのバトルや審査員に置き換えてその夢への思いを一途に綴った歌詞だとすると、ラストアイドルのメンバーという夢は叶わなかったけど、SomedaySomewhereという新たな自分の場所でアイドルという夢を追いながら輝いている彼女たちにピッタリな曲となっていると思います。
この曲のWセンターを務めるのは、間島和奏と清原梨央。
SomedaySomewhereのリーダーを務める間島和奏、ラストアイドル初期の暫定メンバーでセンターを務めていました。
彼女はAKB48グループ第一回ドラフト会議でも候補者になりながら指名されず、何度もあと一歩のところで涙を流してきた経歴の持ち主です。
バトルに敗れた際に、「私の永遠の夢はアイドル」と涙ながらに語っていたことから、アイドルという夢への思いは人1倍強いはず。
そんな彼女が歌う《この恋はトランジット》は感慨深いものがありますよね。
もう1人センターを務めるのが清原梨央。
彼女は挑戦者バトルで蒲原令奈に敗れ、その後蒲原の辞退によって行われた敗者復活バトルで長月翠に再び敗退。
ラストファミリーで唯一2度の敗北を経験しているんです。
指原本人は間島がガッツリ歌い、清原で可愛さを魅せるとWセンターの意図を述べていましたが、このような隠れた意図もあるではないかと私は思っています。
結果的にSomedaySomewhereは総当たり戦で1勝も出来ず、予選トーナメント敗退という結果になってしまいます。
しかし、視聴者からの投票は1位✨という結果でバトルに敗れても別の形で彼女達の努力は実を結ぶことになりました。
《この恋はトランジット》の歌詞の中に「いつかどこかで なんて言わせないわ」という歌詞があります(訳すとSomedaySomewhere)
この歌詞のように彼女達のリベンジができで良かったです。補足しておくと、視聴者投票が行われたのは総当たり戦の初期の頃で、純粋に彼女たちの実力で勝ち取った1位なんです。
全敗という残酷な結果となりましたが、最後の視聴者投票での1位は各ユニットの中でも1番ドラマ性のあるものであったと思っています。
「あの日見捨てたことは忘れるわ~♪」というフレーズは自分を選ばなかった審査員に別の場所で輝くから見ててね!と可愛く宣戦布告しているイメージなのでまさにその通りになったなと。
ある意味、この曲のようなストーリー展開だったセカンドシーズンだったのではないでしょうか。
敢えて、彼女達の敗北の理由を挙げるなら他のユニットが個性や変化を持った中で正統派であり続けたことでしょうか?
指原はTwitterでこのように述べています。
(前略)アイドルとして歌いたい曲は間違いなく「この恋はトランジット」!大好きな楽曲です。
私も本音を言えば、ラストアイドルファミリーで推してるのはGoodTearsだし、曲もカッコイイ系の方が元々好み。
だけど、《この恋はトランジット》は今回のセカンドバトルのみならず、アイドルソングの中でも指3本に入るくらい大好きな曲になりました。
さて、ここまでこの曲の魅力を語ってきましたがいかがだったでしょうか?
この曲は恋愛でも夢でも真摯に向き合ったけど手に入らなかったものに対しての思いをぶつけた曲だと思っています。
正直頑張っても報われなかったり、思い通りにならないことの方が人生って多いと思うんです。
そんな時、明るく前向きに乗り越えられたら、違う形でで輝くことができるから頑張れというメッセージソングなのではないでしょうか?
指原自身も、第一回総選挙では27位で選抜落ちし、スキャンダルが週刊誌に掲載、HKT48への移籍など波乱万丈のアイドル人生を歩んできたためこの歌詞が書けたのではないかと思います。
苦い思い出はいつかどこかで笑顔の花が咲く時へのトランジットって思ったらなんか元気出ますよね
元彼への未練がある恋愛ソングに見せかけて、こんなに深いメッセージが隠されているなんて素敵な曲すぎて多くの人に知ってほしくてこの記事を書かせて頂きました。
今回紹介した《この恋はトランジット》以外にもラストアイドルセカンドシングルには、それぞれ素敵な曲が収録されているので是非チェックしてみてくださいね♪
最後まで読んで頂きありがとうございました。感想などTwitter@pinkmelody1203に送って頂けたら嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう(*´艸`)