6月16日に行われたいちごみるく色に染まりたいのライブにて、メンバー4人全員がグループを卒業しました。
ライブに行くのは4回目という、新規同然の私が感じたことを紹介します!
いちごみるく色に染まりたいは、2016年11月19日に結成されました。
元乙女新党の高橋優里花ちゃんがプロデューサー兼メンバーを務めていた、名前の通り可愛らしいコンセプトのグループです。
例えば、こちらのMVは女の子の世界観が表されていてゆめかわいいかんじです♡
衣装もピンクと白が多くて可愛いです!
https://twitter.com/Yurika_0722_/status/932253547697025024
出典:高橋優里花 公式Twitter
ライブレポに入る前に少し、このグループについて説明をしたいと思います!
いちごみるくを語る上で乙女新党を無視するわけにはいきません。
乙女新党は2012〜2016年に活動していたグループです。
初期メンの葵わかなちゃんは『わろてんか』でヒロインを演じていたので見たことがある人も多いと思います!
葵わかなちゃんと旧リーダーの荒川ちかちゃんの卒業後は、初期メンの高橋優里花ちゃん・田尻あやめちゃんに、相原まりちゃん・其原有沙ちゃん・長谷川愛理ちゃん・緒方真優ちゃんを加えた6名で活動していました。
6人体制のリーダーは、最年長の高橋優里花ちゃん。
メンバーそれぞれが違う事務所に所属しておりモデル経験のある子もいてルックスのレベルがかなり高いのにもかかわらず、クラスの中であまり目立たない”2軍”の女の子がテーマという独特のゆるさが特徴でした。
前山田健一や浅野尚志など人気のアイドルソングを手がけるプロデューサーが作曲している曲もあり、とにかく楽しいかわいい楽曲ばっかりなんです!
TIFや@JAMなどのイベントにもたくさん出演し、多くのアイドルファンに愛されたグループでした。
しかし、2016年に惜しまれつつ解散。それぞれが別々の道を歩むことになりました。
「もう乙女新党の曲で盛り上がることはないのか……」喪失感を覚えた人も多かったでしょう。
そこで元リーダーの高橋優里花ちゃんが立ち上げたグループが、”いちごみるく色に染まりたい。”だったんです!!
いちごみるくは、優里花ちゃんがプロデューサーとしてオーディションに立ち会い、彼女の持つ女の子らしい世界観が存分に生かされたグループとして生まれました。「元乙女新党の高橋優里花がいるから」という理由で現場に来るドルヲタも多く、特に持ち歌が少なかった頃は 乙女新党の楽曲がよく歌われていました!
ここで、卒業生を含めたメンバーを紹介します!
高橋 優里花(たかはし ゆりか)
『ふわふわピンクな動物大好き』
かわいいものが大好きで、アイドルへのこだわりも強い女の子!誰にでも明るく話しかける元気な子です!
彼女は2017年11月にグループを卒業し芸能界を引退しました。現在はアイドルではありませんが、&IDOLのサマアイという企画のデコレーションプロデューサーをしています。気になる人はチェックしてみてください! https://twitter.com/and_idol_info/status/1003549087927492608
寺尾 音々(てらお ねね)
出典:寺島音々 公式LINE BLOG
アクターズスクール広島出身。歌唱力に定評があり、デビューシングルでもたくさん歌割りをもらっていたねねNE。
学業を理由に2018年1月に卒業しました。
そしてここから紹介する4人が、先日卒業したメンバーです。
芦坂 早菜(あしざか さな)
優里花ちゃんに憧れて芸能界に入った、ペンギンが好きな最年長のさなちゃん。
クラシックバレエを習っていたとのことでダンスがとっても上手でした!
川崎 実祐(かわさき みゆ)
ツンデレだけどほんとは優しいみゆちゃん。
特典会でお話したのですが、頭の回転が早そうな印象を受けました。
柳 宙見(やなぎ そらみ)
ダンスもトークも元気いっぱいなそらみちゃん。
可愛らしい喋り方や文章の中にファンへの愛が込められていてすごく優しい子なんだろうなと感じました。
仲野りおん(なかの りおん)
2017年4月に途中加入。147センチの小さな体でもお姉さん方顔負けのパフォーマンスができちゃうりおんちゃん。
この顔に見覚えがある人はきっとハロヲタさんです!りおんちゃんは元ハロプロ研修生で、アプカミのこの動画で注目されましたよね!
43:00〜まだ幼いりおんちゃんが映っています。
グループ結成から1年、プロデューサー兼メンバーをしていた優里花ちゃんが卒業しました。
6人のいちごみるくの最後のライブを見届けようと、会場には多くのファンが駆けつけました。
私もこの日は見に行ったのですが、誰が見ても高橋優里花ちゃんはものすごく愛されているアイドルだったんだとわかるような、愛でいっぱいのライブでした。
また、1年間で6人の間に強い絆が生まれていることも感じられました。
本日引退させていただきました!
愛されてると実感できたライブでした、5年間長いようで短かったけどいちごみるくを作って一年で
こんなにもファンの人が来てくれて
優里花は幸せです
アイドルだった事を心から誇りに思います
優里花に生まれてよかった
本当にありがとうございました( ; ; )❤︎ pic.twitter.com/PzhI7EV0hl— 高橋優里花 (@Yurika_0722_) November 19, 2017
一方、残されているメンバーが、優里花ちゃんがいなくなってしまうことに対して少し不安を抱いているようにも見えました。
今年1月にねねNEが卒業し、4人になった”いちごみるく色にそまりたい”。
そして、なんと、4月末には、みゆ・そらみ・さなの3人の卒業が発表されました。
【重大発表】
突然のお知らせで申し訳ございません。
#川崎実祐 #柳宙見#芦坂早菜 3人が
6月上旬に卒業します。そして1人残された#仲野りおん は
皆の思いを大切に引き継いで、
新メンバーを加えて、
続行していきます。残り短い4人体制ですが、
一緒に
いちごみるく色に染まって下さい。 pic.twitter.com/omjmMA3e4r— いちごみるく色に染まりたい。 (@ichigomilk_iro) April 29, 2018
グループに残ることを選んだりおんちゃんは、体調不良によりドクターストップを受けてしまいます。
最初は2週間ほどの安静と公式で伝えられていましたが、2週間経っても万全な状態にはならず、りおんちゃんがステージに戻ってくることはありませんでした。
そして、3人と一緒にりおんちゃんも卒業することが発表されました。
一年前の加入から、短い時間に思うかもしれませんがその中身はすごく濃く深くみんながやめると決まっても続けようと決心した気持ちを体調不良で断念なんて悔しすぎる、どうにかならないかと解決策を考えに考えましたが、今の体調ではやはり不可能との判断に至りました。このような判断になってしまったこと本当に悔しく悲しく不甲斐なく感じております。
そして迎えた卒コン当日。
この日は、翌週に21歳の誕生日を控えたさなちゃんの生誕祭もいっしょに行われました!
それぞれの思いが溢れたあたたかい空間、あっという間の夢のようなステージの様子が少しでも伝わればいいなあという気持ちでレポします!
🍓芦坂早菜生誕祭セットリスト🍼
さよならした後は ひとりぼっちでさみしいけれど一番大事な事は あなたがくれた笑顔なくさないこと
1曲めは、乙女新党時代から愛されてきた『ときめき☆パラドックス』。
ライブのラストでよく歌われる、コールの多いぶち上げ曲で卒コンが始まりました。
もともとは乙女新党の曲ですが、自分たちの持ち歌かのような堂々のパフォーマンスで、いちごみるく色に染まりたいのときパラになっていました!
その後も『とりことりこ』『動物園』と、今まで何度も歌ってきたきた曲が続きました。
私がいちごのライブに来たのは、去年8月・11月と今年の5月、そしてこの日の卒コンが4回めだったのですが、去年の彼女たちとは明らかにパフォーマンスのレベルが違いました。ライブ中心の活動の中で、日々実力を高めてきたのでしょう。ものすごい成長だと思います。
その後はソロコーナーです。
トップバッターのそらみちゃんはこの日ずっと声の調子が悪そうだったのですが、「喉が痛いので……みんな知ってる曲だから一緒に歌ってください!」と言っていました。曲は『タチアガール』。
途中で声が詰まってしまう部分もありましたが、ダンスは終始キレキレでした。
会場中の視線を独り占めしてキラキラ輝く姿はアイドルそのものでした!
みゆちゃんが歌ったのは『もしも・・・』でした。彼女の優しい歌声が、この可愛い曲に本当にぴったりでした。
すっごく可愛くてちょっと切なくて、これをもう二度と聴けないなんてもったいない、って曲中に何度も思ったほどです😭
この曲はハロプロの色々なメンバーに歌われてきましたが、それらと並ぶくらい上手でした。
最後はさなちゃんの『明日テンキになあれ』。ライブハウス全体の空気をさなちゃんの力強い歌声が引張って盛り上げていました!
”夢をあきらめないで前にすすむことができた大好きな曲”と言っていただけに、強い決意が感じられました。
ソロメドレーの後は、お待ち兼ねの私物じゃんけん大会。
じゃんけんで勝ったファンがメンバーの私物を貰えるという企画です。ここでりおんちゃんも登場してファンに丁寧に挨拶しました。
じゃんけん大会はゆる〜く和気藹々とした雰囲気で、メンバーとファンの間に信頼関係が築かれているのを感じ取ることができました!
じゃんけん大会の流れから、イントロにじゃんけんをする部分がある『ロリポップ』を歌い、『ミッドナイト』で不思議な世界観をしっかり表現した後は、MCの時間です。
一人ずつコメントしていく中で、さっきまで明るく振舞っていたメンバーがついに感情をあらわにし始めます。
みゆちゃんは「ひとに泣き顔を見られるのが嫌い」と言って片手で目を隠しながらしゃべり始めて笑いを生みました。
「ありきたりな言葉でしか言えないけれど、ファンの人たちには元気で幸せでいて欲しいんです。でも、もう会えなくなっちゃって、みんながどうしてるかわからないから、だから、ずっと幸せでいるって約束してください。私も約束します」
不器用なみゆちゃんが発した素直な言葉に、多くの人の涙腺が緩んだように思えました。
そらみちゃんはすごくまっすぐな子なんだろうなという印象を受けました。
「中学生のとき突然アイドルになりたいって思って、いくつかオーディションを受けて、合格させてもらったのがいちごみるく色に染まりたいでした。アイドル活動は、本当にちょっとしたことでもすごく嬉しかったんです。ときにはファンの人が3人くらいしかいないライブもあって。でもそういうとき『3人も来てくれたんだ!』って思ってすごく嬉しくて幸せでした」
終演後に更新されたそらみちゃんの最後のブログを読むと、彼女が強い意志を持ってアイドルになったこと、ファンからの愛を存分に受け止めてきたことがわかります。
アイドルを絶対にやりたいって気持ちだけはめちゃくちゃあって、オーディションはもちろん受けたし、ツイッターに自撮りを上げ始めたりとかしたなあその時は 、 学校の友達に悪口とか言われはじめてくそやろ〜わたしアイドルぜったいなるから!!!ってむしろ気合が入ったな 🔥♡アイドルになれるって決まった日は、人生で1番幸せだったし 、ほんとにアイドルできるのが夢みたいでした ❤︎
特典会で今日も楽しかった!また来るね!って言葉がほんとに嬉しくて 、初めまして!ライブ楽しくて特典会も来ました!って新規さんが来てくれた時は、飛び上がるくらい嬉しいしこの方たちに良いライブを届けて、好きなってもらいたい!もっと沢山の人に知ってほしい!って 、みんなのお陰で頑張ろうって思えるし、幸せを感じられるし、毎回毎回のライブでみんなに元気をたくさんもらってました ! 💗元気をたくさんくれてありがとう 💗
そらみちゃんはアイドルじゃなくなってしまったけれど、学校に通いながら元気に暮らしていて、映画「衿まき女〜闇のアサシン〜」にも出演しています☺️
最後はさなちゃん。
「いちごみるくに入った日から毎日ずっと日記をつけてたんです。それを昨日の夜読み返してみたんですけど、昔の自分は、今思うと『なんでこんなことで悩んでたんだろう』って思うような小さなことでくよくよしてて。いちごみるくにたくさん成長させられたなって思いました。今までの経験はこれからの人生の糧になると思います」
私がアイドルになりたいなと思ったのは、率直に人を元気にしたい!アイドルをみて心が一息ついてくれたらいいな、とおもってアイドルになろうとおもいました。私もアイドルが大好きで、夢と勇気をもらいました。歌をきいたり、元気な姿をみたりするだけで人生頑張れちゃう、朝起きられちゃう!自分もがんばろう!って全部がんばれちゃう、そんな憧れるアイドルに自分はまだまだ程遠かったけど、途中でなにかをやめてしまうのは自分らしくないけど夢はまだ光ってます。いちごみるく色に染まりたいで経験したこと、楽しかったこと、悔しかったこと、強くなれたこと、すべての思い出を全部抱きしめてこれからの人生がんばっていきます!
やさしくてあったかいメンバー、スタッフさん、みなさんのおかげの今日だなあって日々日々強く思っていて、自分の無力さに自信がなくなる日もありました。それくらいみなさんには支えられていて!昨日久々にみなさんの前に立つ時も実はとってもとっても緊張していて。でも拍手で迎えてくださって、りおんちゃん!って声掛けてくださって、本当に本当にうれしかったし幸せだなあって思いました。
きっとずっと前から体調の悪い日が続いていたはずなのに、自分以外のメンバーが全員辞めることになってもなお、いちごに残って活動を続けることを選んだのはりおんちゃんの強さだし、それほどグループへの愛もあったんだと思います。そんなりおんちゃんならきっとこれからもたくさんの出会いに恵まれると思います!
それぞれが自分の思いを語ったところで、次の曲のフォーメーションにつきました。乙女新党の名曲『サクラカウントダウン』です。
これは本当にいい曲なのでみなさん是非聴いてみてください😭リンク貼れる動画がないのが悔しい……
繰り返すだけの日々なんて 振り返れば一度もなくて
どんな瞬間もみんながいたから わたしはわたしでいれたんだね
春の風はまだ冷たくて ほっぺたが少し痛いけど
前向いて歩こう いつだって胸張ろう ミライのわたしに出会うために
感情が高まって思わず涙ぐみながら歌うメンバー。これまでの思い出が蘇ってきているようでした。
しかし最後にはしっかり前を向いて笑顔で歌っていて、前向きな決意が感じられました。
その後『ハートピース』を披露し、待ちに待った新メンバーのお披露目です。
おなじみの染まりたいTシャツと、それぞれ違う色のパニエを履いた3人の女の子が挨拶をしました。
自己紹介も上手で、みんなハキハキしていてアイドル性が高そうでした!
この日姿を現したのは3人でしたが、さらに2人が加わり、5人での活動が始まっています💓
グループ名の最後の句点(。)も復活しました😳TIFへの出演も決まっていて既に目が離せません♡
https://twitter.com/ichigomilk_iro/status/1008907223475470336
そして、本編最後の曲が終わり、メンバーがハケるとすぐに、アンコールを求める声が。
数分後、ときめき☆パラドックスのイントロと共にさな・みゆ・そらみがステージに飛び出してきました。
これが、この3人にとって本当に最後のときパラなんだ……。寂しさを忘れるように、はちゃめちゃに全力で歌って踊るメンバー。
ファンも、今までなんども言ってきたであろうコールを文字通りに叫びます。会場のボルテージが最高潮に上がりました。
「次が最後の曲です」そう言って歌い出したのは、優里花ちゃんの卒業後5人体制になったときに貰った曲『ハートピース』。
さよならにピース 泣き顔でピース
涙を流してもいいんだよ
”現メンバー全員の卒業”という言葉はマイナスに聞こえると思います。私も正直、えっ大丈夫なの?って思いました。
どんどん卒業していくし、大したグループじゃなかったのかな、とも思ってしまいました。
でも、メンバーの泣き顔と笑顔を実際にこの目で見て、いいグループだったんだ、と理屈抜きに感じました。
決してマイナスな別れではないと思います。
悲しみにピース どんなときもピース
笑顔で今を駆け抜けていこう
足跡に過去は任せちゃえ
さみしそうなハートには ピースを送ってあげる
平和なハートにだって 輝くよハートピース
今回卒業した4人は、ひとりひとりが本当に魅力的で優しい女の子です。
卒業したらまた新しい人生が始まるけれど、今までファンを笑顔にしてきた分、これからは胸を張って幸せな人生を歩んでほしいです。
4人にとっても、ライブを見ていたわたしたちにとっても、この日の思い出はずっと心の中で光り続けると思います。
最後の曲はやっぱり『ももいろラブモーション』でした。
「これがほんとにほんとに最後の曲です!」時間が止まればいいのに……そんな寂しさを払拭するかのように会場中が湧いていました。
最後の最後は思い入れのあるデビュー曲を笑顔で歌い切り、楽しい時間はあっという間に幕を下ろしました。
いちごみるく色に染まりたいは、メンバーが一気に入れ替わり、パフォーマンスや衣装の雰囲気も大きく変わりました。
「そんなの完全に別物のグループじゃん!解散したら?」って突っ込む人もいると思います。
しかし、グループが新しく生まれ変わることはなんら悪いことではなく、むしろ存続のために絶対に必要なことです。
そして、たとえメンバーが完全に入れ替わっても、グループの名前を引き継いでいくことには意味があると思います。
今まで優里花ちゃん・ねねちゃん・さなちゃん・みゆちゃん・そらみちゃん・りおんちゃんが大切に歌ってきた楽曲が歌い継いでいかれるのは本当に幸せなことだからです。いちごの現場で乙女新党の曲が時々歌われたおかげで乙女新党を思い出す人やそこからいちごの良さを知った人がいたように、新しいいちごが歴史を紡いでいってくれるといいなぁと思います!
旧メンバーとの出会いを忘れずに、新しいいちごみるく色に染まりたい。にも期待して注目していきたいと思いました😊
この記事を読んで、そんなアイドルがいるのか〜と思ってくださった皆さんにとっても、このアイドルとの出会いが素敵なものになったら嬉しいです。読んでくださってありがとうございました💜