新曲《アンビバレント》発売!~なぜ欅坂46に惹かれるのか?~

アイドル戦国時代と呼ばれ、多種多様なアイドルが存在する中で独自の世界観で人気を集めている欅坂46。彼女達が人々を魅了する理由とは何なのでしょうか…。

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美音
チーム:国立音楽大学 LiLMooN
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ひとこと:神推しはかよよん&なみちゃんですが他にも推しや気になるアイドルは沢山います… DDを活かして幅広い内容の記事を書いていきたいです☆

 

皆さん、こんにちは。ライターの美音です。

今回8月15日に7thシングルが発売された欅坂46の魅力について、私なりに分析して語らせて頂きます。

彼女たちの人気の理由とは何なのか?この記事を読めばその理由が分かるかもしれません。

唯一無二の世界観

皆さんは「アイドル」という言葉を聞いた時、どんなことを想像しますか?

お人形のような可愛らしい顔で、フリフリ華やかな衣装を身にまとい、笑顔で明るいアップテンポな恋愛ソングを歌って踊る。

一般的なアイドルのイメージとはこんな感じではないでしょうか?

しかし、欅坂46はこのような一般的なアイドルのイメージとは異なった陰のある雰囲気を醸し出していると思います。

笑わないアイドル

彼女達の特徴の1つが、パフォーマンス中の笑顔が少ないことではないでしょうか。

一般的なアイドルはパフォーマンスの際に、笑顔でファンにレスを送るものですが彼女達は違います。

特筆すべきは欅坂46の絶対的センター平手友梨奈(てち)。

出典 欅坂46公式サイト

欅坂の曲(特にシングル曲)は他のアイドルには無い、反抗心や自分らしさを叫んだ曲が多いのですが、センターで踊る彼女の表現力は17歳とは思えないぐらい力強く、アイドルの枠を越えて1人だけ別次元にいるかのようです。まるで何かに取り憑かれたような神がかったパフォーマンスは必見です。

てちの場合は笑顔で歌う曲でも、他のアイドルのように目が細くなるくらい笑ったりしません。

力強さだけでなく、17歳の女の子だからこそ出せる儚さも持ち合わせており、笑顔の際にもどこか憂いすら感じる美しさには、思わず目を奪われてしまいます。

衣装コンセプトは軍服

次は、その独特の世界観を創り上げる要素の1つである衣装に注目していきましょう。

欅坂46の姉妹グループである乃木坂46の衣装は清楚なイメージです。

それに対し、欅坂46の衣装コンセプトはなんと、軍服

デビューシングル《サイレントマジョリティー》の衣装をご覧ください。

出典 欅坂46公式サイト

乃木坂46と差が出るように作らせてもらいました。乃木坂46がフランス領の女子校みたいな感じだから、欅坂46はイギリスのモッズ寄りにしたらいいんじゃないかという話だったので。

(中略)

軍隊っぽいという理由は、彼女たちは意志の強い子たちで、乃木坂46の子たちと違うのはそこだからとおっしゃっていて。乃木坂46の「可愛らしく、高級感が出る感じ」とは反対に、「カッコ良く、スタイリッシュに」とのオーダーでした」

出典 欅坂46の歴史的傑作「サイレントマジョリティー」どうやって生まれた?

《サイレントマジョリティー》の衣装について、衣装を手掛けた尾内貴美香さんのインタビューです。

乃木坂46の衣装も手掛けていることから、乃木坂との比較も交え語っています。

確かにそう言われると、欅坂46の衣装は一般的なアイドルの衣装にありがちな可愛らしいものではなく、スタイリッシュなものばかりかもしれません。

 

出典 欅坂46公式サイト

出典 欅坂46公式サイト

出典 欅坂46公式サイト

色合いもアイドルにしては落ち着いたものが多いですね。

欅坂46の衣装と聞いた時に、一般的なアイドルにありがちなピンクやフリル、ミニスカートなどの可愛いイメージのものを思い浮かべないですよね。敢えてカッコいい雰囲気の衣装だからこそ彼女達の魅力は増すのかもしれません。

《国境のない時代》から見る姉妹グループとの衣装比較

ここで1つ衣装について興味深い例を見つけたのでご紹介させて頂きます。

出典 Youtube

こちらはAKB48グループ、乃木坂46、欅坂46の選抜メンバーによって結成された坂道AKBによる《国境のない時代》のMVです。

(AKB48のシングル、《ジャーバージャ》Type-E収録曲です。)

こちらの衣装はAKBグループ、乃木坂、欅坂の3つのグループでそれぞれ異なったデザインになっているのに気づきましたか?

(前略)AKBはベルベット、乃木坂はサテン、欅坂はレザーをベースにし、グループ毎に違うデザインのレースを使用してます。ゴシックなデザインの中で映えるエメラルドグリーンの配色がお気に入り。

(左からAKB、乃木坂、欅坂)

出典 Twitter タクティー 2018.3.2

AKBグループはノースリーブで腕や肩が見えるデザインで、乃木坂は腕部分にレースが施され透け感を出ているのに対し、欅坂の衣装は長袖で透け感もなく肌を覆う部分が1番多いデザインです。

スカートも3グループの中で1番長く、ミニスカートでブーツとスカートの間に絶対領域があるAKBグループとは対照的です。

同じ曲の衣装を並べることで各グループの個性や方向性が明確に見える部分があると思ったので取り上げてみましたが、こうして改めて見ると欅坂の衣装のスタイリッシュさが際立ちませんか?アイドルはみんな可愛い女の子達だけど、その中でも欅坂46は顔面偏差値が高いことで有名なので、美人な彼女達だからこそスタイリッシュな衣装もバッチリ決まっているのかなと思いました。

衣装表情、この2つがアイドルとしては異例の陰のある雰囲気を醸し出しているのかもしれませんね。

《月曜日の朝、スカートを切られた》

さて、ここからは欅坂46の曲について見ていきましょう。

出典 Youtube

まずは、《月曜日の朝、スカートを切られた》。アルバム『真っ白なものは汚したくなる』に収録されています。

矛盾した綺麗ごとを並べる大人への反抗、生きるのも死ぬのも面倒で、人生を持て余している気怠さや無気力感を歌っています。

タイトルが衝撃的なものなので、様々な意見もあると思うし、聴くのを躊躇う方もいるかもしれません。

でもアイドルに興味がない人にも是非一度聴いてほしい曲です。

正直、歌詞も曲調も割と重いので、アイドルソングを聴くときにここまで心にくる曲は珍しいです。

この曲を聴くと、アイデンティティとかモラトリアムなど若さゆえの葛藤や悩み…色んなことを考えたり感じたりするのではないでしょうか。

現代の若者が、心の奥で大人や社会に対して抱いている訴えが込められた、メッセージ性の強い楽曲です。

テレビの歌番組(音楽の日)を見ていて、たまたまこの曲が披露されているのを見たのがこの曲との出会いでした。曲調もそうだけど、何より歌詞がすごく心にくるものがあって、惹かれるものがあって気に入りました。そこからこの曲を聴きたくてアルバムを借りた、欅坂46を聴くようになったきっかけの曲です。

欅坂46の中で最も過激で「アイドル」という音楽ジャンルの中でも異彩を放った曲。

ある意味、欅坂46らしさが1番出ている楽曲ではないかなあと思います。この曲を歌えるのは彼女達しかいないでしょう。

私は自他共に認めるアイドルヲタクで好きなアイドルソングも沢山あるんですが、もしおススメアイドルソングを1曲選べと言われたら迷わずこの曲を選びます。1番好きなアイドルソングです。

反抗、孤独、自分らしさ

欅坂46のシングル曲は《サイレントマジョリティー》や《不協和音》《ガラスを割れ!》に象徴されるように大人や社会への反発、誰にも分ってもらえない孤独感を歌ったものが多いです。

出典 Youtube

出典 Youtube

出典 Youtube

どれもカッコよくて何回聴いても飽きない、大好きな曲です。

普段アイドルを聴ない人でも欅坂46は好きと言っている同世代は多いのですが、それらは恐らくこれらのシングル曲を聴いての感想だと思います。

では、なぜ彼女達の曲は若者から絶大な支持を集めるのでしょうか?

その答えの1つがこの《エキセントリック》という曲。

出典 Youtube

サビの歌詞はこんな内容です。

I am eccentric 変わり者でいい

理解されない方が よっぽど楽だと思ったんだ

他者(ひと)の目 気にしない 愛なんて縁を切る

はみ出してしまおう 自由なんてそんなもの

若い時は若気の至りじゃないけど、決められたルールに抗いたくなるものだし、自由に生きたいという感情は誰もが多かれ少なかれ持っているものでしょう。

周りを気にし、感情を押し殺して綺麗ごとや建て前を並べて生きる中でこの曲の歌詞にあるように、周りに理解されなくていいと割り切れたらよっぽど楽なのにと思う人は多いのではないでしょうか?

だから彼女達の歌は共感を集めヒットするのだと思います

社会批判や反抗心を歌った曲って例えばロックなどではよくあると思うのですが、正反対の従順で純粋無垢なイメージのアイドルが歌うからこそ新鮮で革命的目新しさを生み出すのではないでしょうか。

ロックとアイドルって一見全く関係がないものに見えるんですけど、ロックという音楽ジャンルの側面からアイドルについて読み解いていくと、アイドルとロックには大きな関わりがあったりするという論があるので(夏休みの集中講義の中にロックとアイドルについての話があってとても面白かったです。)そのようなことも含めて欅坂46のヒットはアイドルの原点であるロックと繋がる部分があって面白いなあなんて思っています。

隠れた名曲

さてここまで、欅坂らしさ全開の曲を紹介してきましたが、ここでちょっと系統の異なるバラード2曲を紹介させてください。

どちらもアルバム『真っ白なものは汚したくなる』(Type-B)収録曲です。

出典 欅坂46公式サイト

《夏の花は向日葵だけじゃない》

この曲は今泉佑唯のソロ曲で、ピアノやストリングを中心としたシンプルな伴奏に透明感ある彼女の歌声が響くバラードです。

先日、ずーみんが卒業を発表しましたね…。それを踏まえてこの曲を聴くとまた、感慨深いものがあります。

別れた恋人のことを夏に咲く向日葵に例えて、新しい恋をしてもやっぱりあなた(向日葵)じゃなきゃダメだと歌った名バラード。

2番のこの部分の歌詞がこの曲を象徴していると思います。

心に嘘をついてみても

片隅の痛み消えることない

人はふと愛し合い別れて

何回 後悔するのでしょう?

気づかずに 涙するほどの

 

夏に限らず妙にこの曲聴きたくなる時あるんですけど、アイドルに限らず普通の恋愛ソングとして聴いても名曲だと思います。
この曲知ったのも丁度去年の今頃で、秋頃まで何回も聴いてた時期あったなあ…。会える時に会いに行け!の記事で取り上げた頃は丁度この曲を沢山聴いていた頃で、今聴くとまた少し違う感じですがやぱりグッとくるのは揺るぎのない事実だと思います。何度聴いても人の心の琴線に触れてくる名曲です。

最近アイドルの解散も続いていますし、中々切ない心境の方も多いと思いますが、そんな皆様は是非一度、この名曲を聴いてずーみんの歌声に癒されてみてはいかがでしょうか?

《1行だけのエアメール》

アルバムで《夏の花は向日葵だけじゃない》の次に収録されているのが、この《1行だけのエアメール》

元気ですか?と1行だけ書かれたエアメールが届くんですが、敢えて返事はせずに…という曲です。

若すぎたサヨナラ

時代(とき)が流れても

変わっていない関係

(中略)

僕が答えたらまた始まってしまうだろう

また会いたくなる

この歌詞から、恐らく昔の恋人から届いたエアメールなんだろうなあと解釈できます。

これは4月くらいに唐突に気に入って新学期延々と聴いていた曲なんですが、《夏の花は向日葵だけじゃない》の対というかエピローグ曲だと思ってます。《夏の花は向日葵だけじゃない》は一方通行の片思いのイメージなんですけど、この曲は時間が経って大人になってからそれぞれ別の暮らしをしつつ、心の片隅に思い出は残っているみたいな。
お互い未練とも違うんだけど、何か他人とは割り切れない感情みたいな複雑な心境が爽やかなメロディに乗せて歌われていて、この曲の方が切ないと感じます。本当は返事したいし戻れたら幸せなんだろうけど、それは叶わないことってわかっているのがこの曲がエモくて泣きたくなる一因ではないのかなと思います。

欅坂に導かれたライターの道

今回このように欅坂46の魅力を沢山語っていますが、実は欅坂46があったから今私はAMADOLのライターをやっている部分が大きいんです。

きっかけは去年の後期の必修の授業。自分の好きなアーティストや音楽関係の人について紹介する文章をA41ページ分書いて、みんなのを集めて冊子を作成するというものがありました。

その時、勿論アイドルについて書こうと思ったのですが、AKB48だといつも通りで面白くないし、最近曲が好きでよく聴いている欅坂46について書こうかなと軽い気持ちで欅坂46を選んで、文章を書いて提出しました。

(曲が好きでよく聴いていただけで、紹介する文章を書こうと思った去年の自分今思うと中々すごいなと思うのですが←)

当時は欅坂の曲数えるくらいしか知らなくて、課題を書くために、当時発表されていた欅坂の曲全曲聴いてノートに自分なりに曲の特徴一言で書いて、まとめて、グループの方向性とか特徴を見つけて必死に書いてたのが懐かしいです。

有難いことにその文章が好評でそれを読んで、それまで秋元康プロデュースのアイドルに興味がなかったけどにCDを購入して聴いて欅坂46にハマってくれたという嬉しいエピソードがあって、そこで自分の書いた文章で誰かの心を動かせることの面白さや喜びを感じて、元々文章会書くの好きだし、自分なりのアイドル論みたいなものを発信したいなと思ってAMADOLでライターとして活動させて頂き今に至るというわけです。

今回欅坂46について記事を書くのは原点に戻るじゃないけど、当時よりさらに分かった魅力だったり、自分がちょっとでも成長できた部分があるならそういうことを活かして欅坂46について語れているといいなあと思いながら書いていました。書きながら気づいたのですが、偶然欅坂46の記事が自分が書いた10本目の記事なのも(公開順は前後して9本目になってるかもですが)何か不思議な縁みたいなものを感じました。

ちょっと本題とずれましたが、欅坂46はそういう意味でも自分にとって特別な存在なので、AMADOLで記事を書くことで、更に多くの人に彼女達の魅力を伝えられていたら嬉しいなあと思います。

ちなみに授業で欅坂46について書いた文章が褒められてから欅坂が大好きになって(単純)、大学の広報向けフリーペーパーに、元気がでる1曲を出してくださいって言われた時も欅坂46の《語るなら未来を…》を選びました。

今回詳しく取り上げられなかったけど、過去は顧みないで今が大事!と思える前向きに背中を押してくれる曲なので是非聴いてみてください♪

出典 Youtube

新曲《アンビバレント》を見逃すな!

出典 Youtube

本日、欅坂46の7thシングル、《アンビバレント》が発売されました。

欅坂46らしさが前面に出た曲で、とてもカッコいい曲です。

ここまでの記事を踏まえて新曲を聴けば欅坂46の魅力を堪能できると思うので、是非チェックしてみてください!

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

 

 

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美音
チーム:国立音楽大学 LiLMooN
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生年月日:1996/12/03
出身:岩手県
ひとこと:神推しはかよよん&なみちゃんですが他にも推しや気になるアイドルは沢山います… DDを活かして幅広い内容の記事を書いていきたいです☆